先日、面白い記事を読みました。
それは繁野美和さんとおっしゃる80代の女性のブログを紹介する記事でした。

彼女がブログを始めたのは82歳のときで今は89歳だそうです。
ブログには今のリアルな暮らしぶり、毎日の苦労や悩み、楽しみが書かれていました。

ブログはこちら。気がつけば82歳

彼女が若い人に伝えたいことは
「若いときに真面目に真剣に勉強をすればよかった」
「好きなことでいいからプロになれるくらいまで取り組むことの大切さ」
だそうです。

私はもうすぐ50歳ですが、80代の人と比べると十分に若いと思えてきます。
今から真剣に何かに打ち込んだとしても30年のキャリアが作れます。

そう考えたら不思議なもので、まだまだ何でもできそうな気がしてきます。

・・と書いてたら、母からメールが来ました。
母はもう80歳を超えましたがメールを始めたのは4年くらい前だと思います。
当時は母にメールが打てるなんて夢にも思いませんでした。

母が初めて「メールをやりたい」と言ってきたとき、
私は「無理だと思うよ」と一蹴してしまいました。

お恥ずかしいことに、「いくつになっても挑戦が大事」みたいなことを
思ってる割には身内は除外してたりします。

「テレビの録画もできないのに、メールができるわけないわ」
と私は母の挑戦(大げさ?)をあっさり否定したのでした。

でも母は本気でした。
「Tちゃん(母の妹)がメールは便利だから覚えたほうがいいっていうのよ。
時間あるときでいいから教えて。」

正直この時点では「余計なことを言ってくれたな」と思いました。
でも今はほんとに叔母に感謝しています。

もちろん、最初は大変でしたけど。(笑)
それはもう、同じ操作を何度説明したかわかりません。

携帯でメールを打つのはただでさえ面倒です。
「お」を打つのに、あ行を5回押すのですから。

「こんにちは」と打つ場合「『に』はどこ?」って調子です。
「に」はな行の2番目です。(笑)

もちろん母も知ってますが、押すのに集中していて思い出せません。

「やっぱりこうなるよね」と思う私をよそに、
母は私が書いたアイウエオ表を握りしめて毎日格闘を続け、
とうとうメールをマスターしたのでした。

先日、家庭画報で曽野綾子さんのエッセーを読みました。
彼女は1931年生まれで御年84歳です。

外見も80代には見えませんが文章はもっと見えません。
84歳であんな豊かな文章を書けるなんて素晴らしいです。

瀬戸内寂聴さんは今93歳で新作の小説を執筆中だそうです。

もちろん誰でもこうはいかないと思います。
それでも、80代や90代の人が活躍する姿はいいものです。

自分がまだ子どもに思えてくると同時に力が湧いてきます。
高齢化社会はすでにやってきていますが、年長者が華やぐ社会は悪くないと思います。

yun_3025


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