先週は、和歌山に行ってきました。
大阪からは特急「くろしお」で一時間ですので日帰りでもよかったのですが、泊まることにしました。ホテルはクチコミで評価の高かった「和歌山マリーナシティホテル」。
そこでの出来事がなかなか考えさせる体験でした。

ホテルに着きチェックイン早々、フロントから言われたのがこれです。
「本日は団体のお客様がいらっしゃいますので、明日の朝食は混雑が予想されますがご了承ください。」

ばっしゃー。
平日にゆったりリゾート気分を味わおうと思ってた気持ちに、いきなりの冷水でした。

そこで聞いてみました。
「比較的、空いてる時間帯は何時頃ですか?」
返ってきたのは、「団体様のチェックアウトは11時ですので、それはわかりません」という冷たい言葉。
団体さんが大事なんですね~。

そして、部屋に案内してもらって。
エレベータから部屋までかなりの距離がありました。このホテルは全室オーシャンビューのため、横長だったのです。

試しに聞いてみました。
「母は足が悪いので、もう少しエレベータに近いお部屋は空いてませんか?」
もちろん事前に言うべきことなのでダメもとです。案内の方は、「確認してきます」と言って戻って行かれました。

でも、待つこと20分。連絡がありません。

仕方ないのでフロントに電話しました。依頼は伝わってなかったようです。
改めて聞いてみたら、「本日は団体様がお泊りですので部屋が空いておりません。」とのこと。
そうですか、空いてないなら仕方ないですね。

それにしても、さっきの人はどうしたんだろう・・
と思ってたら、すぐに判明しました。その後ホテルを見て回ってる時、売店で再会。思わず聞きてしまいました。「あなたさっきはどうしたの?ずっと返事を待ってたんですよ」

そしたら、なんて言ったと思います?
「すみません。わたし新人で、まだこの仕事に慣れてないんです」だって。

・・それは理由になりませんね、もう、いいけど。


そして夜。
夕食を食べてホテルに戻った時、母が言いました。「ちょっと寒いね」
その日は前日までの暑さが一転、冷え込んだ日でした。

嫌な予感が当たってしまいました。
どういうことかというと、昼間、最初に部屋に入ったときにすぐ目についたものがあったのです。

それは、大きな注意書き。
「今の季節は空調は【冷房】に設定しています。暖房は使用できません。」
古い建物で、部屋ごとに冷暖房を調整できないのでしょう。

あ~あ、やっぱりそうなるよね。

またまたフロントに電話です。
「母が寒いと言っているのですが、空調は暖房にできないんですよね?そしたら何か暖房器具をもってきてもらえませんか?」とお願い。そしたら、「暖房器具はありません。毛布ならありますが」との言葉。

・・たいてい、どこのホテルでもストーブとかヒーターとかもってきてくれるんですけどね。
結局、母は一晩中、毛布にくるまって寒がっていました。

そして翌日。やはり朝食は団体客でわいわいがやがや、落ち着きませんでした。でも食べ終わるころには空いてましたから、来るのがちょっと早かったようです。


色々考えさせられるホテルでした。(苦笑)

建物はとても立派です。
さっきも言いましたが、全室オーシャンビューで、泊まった部屋は40平米で広々です。
部屋のお風呂からも海が見えます。ちなみにこれはとっても気持ちよかったです。

バルコニーがついていて、海とヨットハーバーが見渡せます。
プールがあり、結婚式もできて、庭はとてもきれいです。

少し古くなってますが、ハードは充実してます。ハードに頼りすぎてて、ホテルで働く人の、おもてなしというソフト面が伴っていないように思えました。

お客は団体が多くて、個人客がないがしろにされてる感じです。
・・は言い過ぎで、単に慣れてないだけかもしれません。

でも、朝食が団体客で混雑するのは仕方ないとしても、それを個人客に了承させるだけじゃなく、空いてる時間帯をウォッチして知らせるとか、やりようはあると思うのです。暖房器具でも、建物が古くて空調が部屋ごとに変えられないのは仕方ないですが、それなら個別に暖房器具を準備するくらいの気配りはあっていいはずです。

あ、こういうのもありました。「鍵を紛失された場合は、3千円で弁償してもらいます」という注意書き。
(値段は違ってるかもしれません)

鍵は家の鍵と同じタイプでカードキーではありません。なくされたらお金かかるのはわかりますけど、カードキーなら、なくしてもすぐ発行できます。つまり、これもホテル側の事情です。

一事が万事、客を楽しませることより、ホテル側の事情が優先されるようです。

このホテル、クチコミの評価高かったんですけどね。
良し悪しは、人それぞれなんですねー。

「クチコミの読み方ももう少し考えんといかんなー」と思った次第です。年齢とか同伴者が違うと、評価はまるっきり変わる。

 
最後に。
リゾート気分はどこへやら。精神的にすっかり疲れてチェックアウトしましたが、フロントの方は最後は満面の笑顔で送り出してくれました。ああ、その笑顔はチェックインの時に見たかった・・

フロントの方も大変なんでしょうし、悪気もないんでしょうけど。
でもなあ・・
「なんとかしないと、今のままではやばいですよ」というのは、やっぱり大きなお世話なんでしょうね。

とりあえず、次はホスピタリティの高いホテルに泊まります。


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